MAS(マレーシア航空公開会社)拡大計画に合わせ新規採用を実施

マレーシア航空(MAS)の新規採用の募集は、新航路、新型旅客機の可能性のおかげで確実と見られています。メイバンク・インベストメント・バンクの航空分析官、モウシン・アジズ氏は、新規採用は、運用を拡大し、再び利益を出すという国内航空会社の目標に合わせたものだと話します。

「辞職者、退職者は毎年出るため、マレーシア航空では新規雇用が必要となりました」と、同氏は本日付のニュー・ストレーツ・タイムズ経済面で答えています。さらに、より多くの労働力を雇い入れ、業務の改善を行うことは、航空会社や各種企業に求められていると付け加えました。
身元の公開はしていませんが別の航空分析官が、マレーシア航空は昨年、格安航空会社との価格競争が原因で多くの国内線を廃止ししたと述べています。

「マレーシア航空は新航路の運用に合わせて新たな雇用を必要としており、未開拓エリア、可能なら国際航路の開拓に乗り出したいと考えている」とその分析官は言います。そしてマレーシア航空のホームページによると、マレーシア航空は現在、分析官や、機長、客室乗務員、運行管理者、航空警備員などの特殊技能を持つ人材の雇用を行っているとのことです。

「先日より、現在の運行に必要なパイロットおよび客室乗務員の募集を行っています」と、マレーシア航空は、ホームページで答えています。

2016年以来マレーシア航空は、ワイドボディ機の運航と共に、新たに就航先・就航回数を増やすことで、ネットワークを拡大してきています。

同ホームページによると、「我が社はフライトを増便し、毎日4万人の乗客を輸送しています」とのこと。
マレーシア航空CEOのイザム・イスマイル氏は、今年度の市場の見通しは厳しいままだとしながらも、同航空会社が2019年の第一四半期までに黒字収益を上げることが期待されると話しました。

イザム・イスマイル氏は2月9日、マレーシア航空アカデミーと、プタリン・ジャヤにある国際航空運送協会(IATA)との間の訓練協力契約署名の立会いを行った後、次のようにレポーターに話しています。「今年度の市場の見通しは極めて厳しいです。しかし我々は今後の成果をモニタリングしていきますし、現在すでに好転し始めています。社内の目標は今年度内に黒字収益を上げることです。」

イザム氏は、マレーシア航空グループは社の抱負を知っていますし、今年度も協力していきます。2019年の第一四半期までには黒字収益は現実となるでしょう。
同氏によると新規採用活動で、一年で16%減少していた全体の離職率のバランスが、再び取れるようになるだろうとしています。

「我々は以前マレーシア航空に在籍していた6,000人の候補者の雇用を優先することを考えています」とイザム氏。

彼は、マレーシア航空が2015年9月以前に退社した、航空関連の技術を持つ人々の再雇用に熱心であるとしています。
「我々はマレーシア航空の元社員の復職を歓迎しますが、彼らの応募プロセスは他の応募者と同じものになります。」と付け加え、また、マレーシア航空の関連グループの雇用人数は14,000人、そのうちマレーシア航空が12,500人とすると繰り返し述べています。

「2015年にマレーシア航空を退社した6,000人のスタッフのうち、95%は新しい職についていますが、残りの5%は今でも我が社のコーポレート・ディベロップメント・センターで訓練を受けています」とイザム氏は話します。

マレーシア航空は、保有する旅客機A350-900を6機、ロスアンゼルスに拠点を置く航空機リース会社のエア・リース・コーポレーションとの12年のリース契約で借り受けているとしています。

また、クアラルンプール−ブリスベン間の直行便を週に4回便、6月6日から再開するとのことです。

さらに今年、顧客満足度改善を目指し、6機のワイドボディ機、エアバスA330-200を受け取る予定です。
イザム氏によると、6機のエアバスA330-200のリースは、返却する6機のB737の役目を引き継ぐもので、マレーシア航空の乗客輸送力が上がるだろうということです。

ただ、マレーシアの航空関連企業を統括するカザナ・ナショナルは、マレーシア航空の再建計画が、石油価格や通貨の変動が原因で予定通りに進まないことを懸念しています。

経営部長のタン・スリ・アズマン・モクタル氏は、マレーシア航空が今年第2期か、2019年上半期には収支が五分五分になり、順調に2019年の黒字リストに乗るだろうと期待しています。

また、航空分析官のモウシン氏は、世界人口の半数が暮らすアジアは、航空産業の成長の重要要素であると述べています。「中国とインドが人口の大部分を占める中、ASEAN地域には6億の人々が暮らしています。この3つの地域はまだ成長の初期段階にあり、これからの伸びしろは非常に大きいです。これらの地域の旅客機利用者数は増加傾向にあり、経済状況も良くなってきているので、利用者数はさらに増えるでしょう。今まさに成長中なのです」と同氏。

さらに、ヨーロッパやアメリカは市場が成熟しており、旅客機の利用者数もあまり伸びないだろうと続けます。
「欧米地域の成長の見込みはあまりないでしょう。将来的な新規成長の見込みがあるのは間違いなくアジアなのです。」
「航空産業に関して、我々は中立の立場にありますが、マレーシアでの成長率は年間6%と、歴史的レベルで穏やかだと考えています」とモウシン氏は述べています。ただ、現在の石油価格は収益を落とす要因となり、マレーシア航空にはプレッシャーになるだろうとしています。

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